ひよこ組----------(0歳児)

人生で最も大きな成長をとげる時期

◆大きな愛情で深い信頼関係を築きます

 

0歳児は、授乳・排泄・睡眠をはじめとした世話の関わりをしてもらうことで、「気持ちいい」という実感をもたらしてあげることが何よりも大切な時期です。赤ちゃんにとって信頼できる人に甘えるということは、心の健康や発達にとってとても大切なことです。私たちは一人ひとりの気持ちに寄り添い、十分な安心感で包んであげ、その心地良さをエネルギーとして次の欲求へと繋げていきます。安心できる一対一の関係の中で、信頼感・安心感・自己肯定感を育てます。

うさぎ組----------(1歳児)

子どもが自分の力で歩こうとする大切な時期

◆自分でやりたい気持ちを大切に。「自分で」は成長の証です。

 

今までの、すべて与えられた受動的な世界から、自分の力で自分の好きなところへ移動し、探索する好奇心にあふれるこの時期。身の回りのさまざまなものにふれ、遊び、関心を持ち、新しい行動に挑戦していくようになります。いたずらも大好きですが、「ダメ」で片付けずに、子どもの旺盛な好奇心の証として何よりも意欲を尊重し、次第にルールを守っていけるような関わり方で、温かく見つめています。

りす組----------(2歳児)

大人の手を借りずに「自分で」

◆「できた」を自信へ繋げます。

 

行動範囲も広がり他の子どもとの関わりを少しずつ求めるようになります。何でも自分ひとりでやろうとしますが、すべてができるわけではなく、また自分の思い通りに受け入れられるわけでもないので、大人は自我の順調な育ちであることを理解して、気持ちを受け止め、さりげなく援助することが大切です。2歳児の保育では、「探索行動と反抗」と理解し、大切に受け止めてむやみに干渉したり、無理強いしたりすることのないようにし、一人ひとりの気持ちに寄り添って援助していきます。安心できる保育士の手を借りながら食事・排泄などの簡単な身の回りの活動ができる環境を積極的につくります。また、子どもが自分でしようとする気持ちを大切にし、「自分でできた」という気持ちを持たせてあげることが、自信や意欲へと繋がります。

さる組----------(3歳児)

遊びを通して育まれ遊びの過程で学びます

◆セルフコントロールで広がる世界

 

3歳児になると、一人で独立して行動しようとし、自我がはっきりしてくるようになります。かんしゃくも少なくなり、聞き分けも良くなり落ち着いてきます。「がまんする力」「待てる力」が育ち始めセルフコントロールができるようになると、がまんすることを覚え、他人の気持ちを思いやれるようにもなり、社会のルールも守れるようになってきます。しかし、うまく行動に表せないところもあるので、一人ひとりの発達に注目し、優しく受けとめる配慮がとても大切になります。

ぞう組----------(4歳児)

関わり合いの中で「自分」に気付いていく葛藤や不安もすべて成長の種なのです

◆揺れやすい子ども心「やりたい」と「できない」の間で葛藤がうまれます

 

関わりを持つ人が「周囲の人」「他人」と広がっていき、子どもたちの生活は変化に富んだものとなっていきます。感情や情緒などの表現が大きくなり、感受性が強く、周りが見えるようになってきます。イメージが豊かになった分だけ、友達とのトラブルも多くなり、心も不安定な状態になることも見受けられるようになります。他の人との関わりを通して、思いやりの心を持ったり、遊びのルール、保育士との約束などの「決まり」を毎日の生活の中でしっかりと学んでいけるようにします。

きりん組----------(5歳児)

自分で考えて行動する自己解決能力を育みます

◆自己統制力が育つ時期、自己発揮できるような関わりが大切

 

5歳児になると、言語による意思の伝達や自己統制力が育ってきます。仲間関係や集団としての行動もスムーズになり、お友だちを思いやる気持ちも芽生え、積極性・自発性が最も身に付く時期です。遊びにおいてもルールを守ることの大切さを理解し、守ろうとします。またルールを守らないお友だちには批判をするなど、自分なりに考えて行動できるようになります。保育士は一歩引いた姿勢で子どもたちを見守っていきます。